中小企業診断士とは

中小企業診断士試験合格者の年齢・性別・勤務先の情報を調査!

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本記事ではH30年度(2018年度)の中小企業診断士試験合格者(一次試験・二次試験別)を年齢・性別勤務先・受験地などの属性をまとめました。

ちなみに、データの出所は中小企業診断士協会(J-SMECA)です。

正直なところ中小企業診断士協会のHPや資料が読みにくかったので当サイトで読みやすく要約してみたつもりです。

中小企業診断士試験合格者の属性が気になる方はぜひ目を通してください。

 

中小企業診断士合格者の性別

まずは中小企業診断士試験合格者の性別についてまとめました。

中小企業診断士試験を受けたことがある方はご存知だと思いますが受験者はほとんど男性ばかりです。

 

一次試験

中小企業診断士一次試験 性別

 

受験生の約9割が男性だということがわかります。

合格率については男性のほうが高めですね。

 

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二次試験

中小企業診断士二次試験 性別

 

受験生の割合は一次試験とほぼ変わっていません。

ただ、合格率については一次試験と打って変わって女性のほうが高い結果が出ています。

 

暗記力が試される一次試験と比べ、二次試験は一次試験で覚えた知識を柔軟に組み合わせて解答することが求められる試験です。

二次試験の出題形式は女性のほうが向いているのかもしれませんね。

 

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中小企業診断士合格者の年齢

中小企業診断士合格者の年齢

ここでは中小企業診断士試験合格者の年齢をまとめました。

一次試験・二次試験を通して30代~40代が多いです。

やはり「出世」「転職」「独立」を意識する年齢で中小企業診断士も意識するのでしょう。

 

一次試験

中小企業診断士一次試験 年齢

 

特に受験生が多いのが「30代」「40代」です。

また、合格率については「30代」「40代」「50代」が高めという結果です。

 

中小企業診断士試験はサラリーマン経験を詰むことで自然と身に付く知識も多いです。

そのため、経験が少ない20代は少し不利なのでしょうね。

 

二次試験

中小企業診断士二次試験 年齢

 

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中小企業診断士合格者の勤務先

中小企業診断士合格者の勤務先

ここでは中小企業診断士合格者の勤務先をまとめました。

全体平均の合格率を大きく上回っている勤務先は「税理士・公認会計士等の自営業」「政府系金融機関」です。

 

ただ、申込者・合格者の大半は民間企業勤務です。

「自分の勤務先は××だからだめか…」などど落ち込む必要は全くありません。

 

一次試験

申込者数 合格者数 合格率
民間企業勤務 11,986 1,988 16.6%
政府系以外金融機関勤務 1,978 320 16.2%
その他(無職) 1,821 256 14.1%
公務員 633 108 17.1%
経営コンサルタント事務所勤務 589 79 13.4%
中小企業支援機関 561 57 10.2%
税理士・公認会計士等自営業 555 144 25.9%
コンサル・士業以外の自営業 504 73 14.5%
学生 479 47 9.8%
政府系金融機関勤務 367 85 23.2%
独立行政法人・公益法人等勤務 273 43 15.8%
経営コンサルタント自営業 254 22 8.7%
研究・教育 116 14 12.1%
合計 20,116 3,236 16.1%

 

一次試験は特に「税理士・公認会計士等の自営業」「政府系金融機関」に勤めている人の合格率が高いですね。

これらの勤務先は通常業務で「財務会計」「企業経営理論」「中小企業政策」などの科目に触れる機会が多いので有利なのでしょう。

 

二次試験

申込者数 合格者数 合格率
民間企業勤務 3,156 629 19.9%
政府系以外金融機関勤務 444 72 16.2%
その他(無職) 406 38 9.4%
税理士・公認会計士等自営業 189 32 16.9%
公務員 169 29 17.2%
経営コンサルタント事務所勤務 125 22 17.6%
コンサル・士業以外の自営業 115 20 17.4%
政府系金融機関勤務 107 27 25.2%
中小企業支援機関 73 10 13.7%
独立行政法人・公益法人等勤務 57 8 14.0%
学生 55 10 18.2%
経営コンサルタント自営業 52 6 11.5%
研究・教育 30 2 6.7%
合計 4,978 905 18.2%

 

勤務先が「政府系金融機関勤務」は一次試験と同様に全体平均を大きく上回る合格率です。

 

ただ、二次試験で「政府系金融機関勤務」の次に高い合格率なのが「民間企業勤務」です。

コンサルタントや士業として働いている人たちよりも「民間企業勤務」のほうが合格率が高いことから、勤務先はほぼ合格と関係ないということがわかりますね。

 

中小企業診断士合格者の受験地

中小企業診断士合格者の受験地

ここでは中小企業診断士試験合格者の受験地をまとめました。

一次試験・二次試験ともに「東京」「大阪」といった都心部の合格率が高いです。

 

中小企業診断士試験の予備校の優秀な講師は都心部に集中しているので都心と地方で学習環境に格差が発生しているのでしょう。

地方在住の受験生は診断士ゼミナールのような通信講座を上手く活用して効率的に勉強してもらいたいですね。

 

一次試験

申込者数 合格者数 合格率
東京 11,380 1,959 17.2%
大阪 3,649 593 16.3%
名古屋 1,859 265 14.3%
福岡 1,184 159 13.4%
仙台 765 100 13.1%
広島 684 105 15.4%
札幌 408 44 10.8%
那覇 187 11 5.9%
合計 20,116 3,236 16.1%

 

二次試験

申込者数 合格者数 合格率
東京 3,015 580 19.2%
大阪 897 164 18.3%
名古屋 432 57 13.2%
福岡 241 43 17.8%
仙台 164 21 12.8%
広島 156 27 17.3%
札幌 73 13 17.8%
合計 4,978 905 18.2%

 

中小企業診断士試験合格者の属性まとめ

本記事でまとめたデータをさらに要約すると、

・男性が9割
・年代は30~40代
・勤務先にほぼ優劣なし
・都心部に住んでいるほうが有利

以上のことが読み取れます。

 

当然ですが、上記に当てはまっていないと合格できないなんてことはありませんし、すべてに当てはまっていてもやる気がなければ落ちます。

あくまで一つの目安として確認するのみにとどめておきましょう。

 

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